奈良の名産や名物って何?と聞かれてもなかなか思いつかない人が多いのではないかと思いますが、奈良らしく派手さはないものの、特産品と言えるものはいくつもあります。そのひとつが吉野本葛。
天極堂は、奈良県内で4店舗を運営する、吉野本葛の専門店です。葛湯や葛餅といった定番の商品はもちろんのこと、それ以外にも様々なお菓子や料理を展開するなど、葛の可能性を追求し、吉野本葛の魅力を発信しているお店です。
そんな天極堂の店舗のひとつ、桜井市にある「飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラス」では、毎年冬から春にかけて、季節限定のいちごパフェが販売されています。
なんと、いちご1パックまるごと使ったパフェで、超豪華!
今回は実際にそのパフェを食べてきた感想など、詳しくレポートしたいと思います。
飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラス
飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラス
● 営業時間:10:00~18:00(L.O.17:00)
● 定休日:月曜日(祝日の場合翌日)
● 住所:〒633-0045 奈良県桜井市山田692
● 電話番号:0744-46-5566
飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスは、県道15号線沿い、飛鳥資料館の向いにあります。
車で行く場合は、大型の駐車場が店舗横に完備されています。
公共交通機関を利用する場合は、最寄り駅である近鉄・JR桜井駅から奈良交通バス36系統:明日香奥山・飛鳥資料館西行のバスに15分ほど乗車し、バス停「飛鳥資料館」で下車します。あるいは、近鉄橿原神宮前駅または飛鳥駅から「明日香周遊バス(赤かめ)」で行くこともできます(バス停「明日香奥山・飛鳥資料館西」で下車)。
こちらが飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスの外観。なんとなく奈良っぽい雰囲気で、飛鳥という地に溶け込んでいる気がします。
中に入ると、1階がお土産屋さん。
葛のお土産にこんなにバリエーションがあるなんて!と良い意味で驚いたラインアップの数々。
個人的にはここらへんが特に気になりました。
料理系だと、他にもポタージュや葛うどんなど。
もちろん定番の葛切りや葛もち、葛まんじゅうも。
ばらまき用のお土産にぴったりなオシャレ仕様の葛湯もありました。
そして、楽しくお土産を見ながら進むと、一番奥に階段があります。
この階段を上がると、2階がカフェになっています。
2階にも定員さんがいるので、特に1階で声をかけたりする必要はなく、そのまま2階に上がって大丈夫です。
飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスのカフェ
お土産屋さんに併設されているカフェということでもっと簡易な場所かと思っていましたが、しっかりとした本格的なカフェでした。
基本は4人掛けのテーブル席。
窓が大きく取ってあって、特に窓際は明るくて素敵でした。
本棚には、奈良に関する本が並んでいました。
飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスのいちごパフェ
今回、飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスのカフェを訪れた目的は、こちらの苺パフェ。
情報量が多いのでまとめると
明日香村産いちご 苺パフェ こぼれ苺添え
✔ 価格 1,980円(税込)
✔ いちごをまるまる1パック使用
✔ 期間限定
✔ 1日10食限定
✔ 葛ぷりん&葛ソフト入り
とのこと。
毎年期間限定で販売されているこちらのパフェですが、インスタの公式アカウントによれば、今シーズンは気温の影響によっていちごの出荷が遅れ、2024年1月3日からの提供だったようです。毎年開始・終了時期が異なるようなので、直接要確認です。
また、1日10食限定とのことで、予約なしで大丈夫かと心配でしたが、無事にありつけました。
私たちが訪問したのは土曜日の14時ごろ。席はほぼ埋まっていて(先ほどの店内の写真は帰りに人がいなくなったタイミングで撮影)、ほとんどの人がいちごパフェを頼んでいたんですよね。その時だけで10食分は出ていたような気がするんですが、もしかしたら厳密に10食限定ではなく、いちごがあるだけということなのかもしれません。勝手な想像ですが。心配な方は、事前予約がおすすめ。
いちごパフェを食べてきました
じゃーーーん。こちらが、そのパフェ。
一目見ただけで、美味しくないわけがない、というこのヴィジュアル。
上から順に見ていってみましょう。
トップは半分にカットした、いちごのタワー。中はクリームです。
中間部分は、葛のソフトクリームとプリン、いちごのコラボ。
そして、一番下。パフェの一番下はパウンドケーキかな?お皿には、乗り切らなかったいちごが贅沢に散りばめられていました。
見てわかる通り、1パックまるごとという広告に偽りなしのいちごの量です。
ですが、このボリュームなのに全然重くないんですよ。それは葛のソフトクリームとプリンのおかげかな。両方初めて食べましたが、葛ソフトクリームはなめらかで、さっぱりめ。葛プリンは、弾力があって、ぷるぷるもちもち。やはりこちらも味は通常のプリンよりもさっぱりです。めっちゃ濃厚なソフトクリームやプリンを単独で食べたい気分のときは物足りないかもしれませんが、こうやって組み合わせると、食感の組み合わせが面白いし、いちごや互いをうまく引き立てていてベストマッチでした。
私はパフェをあまり好まない夫と一緒だったのでシェアしましたが、一人でも余裕で食べられたと思います。実際、他のテーブルでは1人1個頼んでる方ばかりでした。
あと、個人的に嬉しかったのは、一番下がコーンフレークではなく、パウンドケーキ(?)だったこと。コーンフレークって、手抜き感?かさまし感?がありませんか?こちらのパフェは、最後まで美味しく食べられました。ケーキにクリームがちょっと染み込んでいるのが美味。
1,980円という結構なお値段ですが、いちごを1パック使っていることや葛のソフトクリームやプリンも合わせて楽しめることを考えたら、妥当な範囲かな。
その他のカフェメニュー
今回は季節限定のいちごパフェを食べましたが、飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスのカフェにはその他にも色々なメニューがありました。写真でざっと紹介します。
なお、最後の写真の「お食事」を見ていただければわかる通り、食事メニューもあり、ランチも可能です。
和から洋まで、葛ってこんなに応用が利くものなんですね。食事の葛のお粥やうどんも気になります。
最後に
飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスで、季節限定のいちごパフェを食べてきました。
いちごがこれでもかというほど使われ、ボリュームたっぷりでありながら、葛ソフトクリームやプリンのおかげで重すぎず、最後まで美味しくぺろりと食べられるパフェでした。
決して安くはないお値段ですが、それだけの価値はあると思うので、気になる方はぜひトライしてみてください。
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