荷物も多く、何かと大変な赤ちゃんとの外出。
私が初めて赤ちゃんと外出したのは、産後2週間の健診でした。その時もそうでしたし、それからしばらく外出に慣れるまでは、出かける前には何度も持ち物をチェックして、外出先でもドキドキして…という繰り返しでした。
特に一番大事で一番悩ましかったのが、ミルクのこと。
哺乳瓶とミルクを持ち歩くのは何とかなる。お湯も水筒に入れていけば大丈夫。だけど、どうやって適温まで冷ましたらいいの?ということをかなり悩みました。
そこで、今回は外出先でのミルクの温度調整の方法についてまとめました。
他のものは忘れても何とかなるけど、ミルクがないと文字通り命取りだからね!
外出先でミルクを冷ます方法
一般的に、粉ミルクの作り方は、
1. 哺乳瓶に粉ミルクを入れる。
2. お湯を入れ、哺乳瓶を振って粉ミルクを溶かす。
3. 水に浸すなどして、体温くらいまで冷ます。
という流れです。
これを外出先で行うには、お湯に関しては水筒(魔法瓶)に熱湯を入れていくのがよいでしょう。ファミレスやショッピングセンターなどではお湯がいただけるところもありますので、お湯が確実に確保できることが分かっているなら、それを使用してもよいと思います。
問題は、粉ミルクをお湯で溶かした後、どうやって適温にするのか?ということですね。
水道で冷ます
お手洗いや公園の水道など、外出先に水道がある場合は、哺乳瓶に流水をあてて、ミルクを冷ますことができます。
メリットは、荷物が少なくて済むこと。
この場合、ミルク関係の持ち物は、哺乳瓶と粉ミルク、熱湯を入れた水筒になります。赤ちゃんとの外出はただでさえ荷物が多くなるので、余計なものは持ち歩きたくないですよね。外出先の水道で冷ますことができれば、調温のための持ち物が必要ありません。
一方、デメリットは、冷ますのに時間がかかること。
流水でミルクを冷ますのは、意外と時間がかかります。時間に余裕があれば気にならないかもしれませんが、赤ちゃんがお腹が空いて泣き出してしまったときは、焦ることになるかもしれません。
保冷剤で冷ます
外出先に水道がない、あるいはお手洗いの水道には抵抗を感じる、といった場合は、保冷剤を持っていくという選択肢もあります。
メリットは、比較的荷物が少なくて済むこと。
水道で冷やす場合に比べれば、保冷剤自体と保冷剤を入れる保冷袋が必要になりますが、それでも後述する湯冷ましの使用に比べれば、荷物は軽く済みます。
一方、デメリットは、水道の場合と同じく、冷ますのに時間がかかること。
ただ、水道のようにひたすら水道の前で立っていなければならないわけではなく、椅子に座ったままでもいいですし、車の中でもミルクを作ることができます。時間がかかっても、流水で冷やすのと違い、赤ちゃんから目や手を離さなくてよいので助かります。
保冷剤は、ケーキなどを購入したときにもらえるものでもよいですが、専用のものの方が使いやすく、効率も良いと思います。
湯冷ましを使用する
水道でも保冷剤でも、出来上がり量をお湯で作ったミルクを適温に冷やすには、やはり時間がかかってしまいます。
そこでおすすめなのが、湯冷ましを利用する方法。
水筒を2本用意し、1本に熱湯、1本に湯冷ましを入れておきます。哺乳瓶に粉ミルクを入れた後、お湯を入れるときに、出来上がり量のお湯を入れるのではなく、出来上がり量の1/2~2/3のお湯を入れて粉ミルクを溶かし、出来上がり量まで湯冷ましを追加します。
そうすれば、ちょうどよい温度のミルクができるので、作った後に冷ますという工程が必要なくなります。
メリットは、時間がかからないこと。
外出先でお腹を空かせた赤ちゃんが泣きだすと、焦ってしまいますよね。ミルクをあげたいときにすぐにあげられるというのは、やはり一番大きいメリットです。
デメリットは、荷物が多くなる、慣れるまでは温度調整が難しい、湯冷ましを用意するのが手間なこと。
湯冷ましを使用する場合、哺乳瓶、粉ミルク、熱湯を入れた水筒、湯冷ましを入れた水筒を持ち運ぶことになります。ただでさえ荷物が多い赤ちゃんとの外出に水筒が1本増えるのは、負担に感じますよね。
温度調整に関しては、お湯を入れる量が多すぎて結局水道で冷やさなければならなくなった、湯冷ましの量が多すぎて温度が低く、赤ちゃんがミルクを飲んでくれなかった、といった事態は避けたいところ。そういうことがないように、一度自宅で練習し、どのくらいお湯を入れるのか目安を確認しておくのがおすすめです。
また、湯冷ましを用意するという工程が1つ増えるのもデメリットです。赤ちゃんとの外出前には、用意するものも多く、おむつ交換や授乳でばたばたすることも。少しでも手間を省くためは、湯冷ましの代わりに赤ちゃん用のペットボトルの水を使用するのもよいでしょう。
液体ミルクという選択肢も
ここまでは、粉ミルクを使うことを前提に調温の方法を紹介しましたが、そもそもお湯でミルクを作って温度を冷ますという作業が必要ないミルクもあります。
それが液体ミルク。
「アイクレオ赤ちゃんミルク」も「明治ほほえみ らくらくミルク」も2019年に発売が開始されたばかりで、日本では最近になってようやく一般的になってきたミルクです。調乳が必要なく、長期保存にも適しているので、災害用の備蓄としても人気が高まっています。
液体ミルクのメリットは、荷物が少なくて済むこと、時間がかからないこと。
液体ミルクは調乳の必要がなく、そのまま常温で哺乳瓶に入れて飲ませることができます。そのため、お湯の持ち運びは不要。持ち物はミルクと哺乳瓶だけです。
明治ほほえみ らくらくミルクに関しては、缶に直接ピジョンの母乳実感を取り付けることのできるアタッチメントが付属しているものもあるので、それだと哺乳瓶も必要なく、さらに荷物が軽量化できます。
明治 ほほえみ らくらくミルク(専用アタッチメント付き)
調乳が不要ということは、当然ながら準備の時間もかかりません。外出先で空腹の赤ちゃんが泣きだすのは辛いもの。必要なときにすぐに飲ませることができるというのは大きな利点です。
一方、デメリットは、飲んでくれない赤ちゃんがいること、コストが高いこと。
常温で調乳なしで飲めるからこそ便利な液体ミルク。だけど、赤ちゃんによっては、普段飲み慣れていない常温のミルクは飲んでくれないことも。液体ミルクを飲ませたことがない場合は、外出先で焦ることがないように、いきなり外出先で飲ませるのではなく、常温の液体ミルクを飲んでくれるかどうかを事前に自宅で確認しておきましょう。
コストに関しては、やはり粉ミルクよりも高くつきます。コストが気になる場合は、手間とコストを比較して、旅行やアウトドアのお出かけだけ液体ミルクを使用するなど、メリハリのある使い方を考えてみましょう。
すでに子どもが大きい周囲の友人たちからは「当時、液体ミルクがあったら良かった~!」という声もよく聞くよ。特に旅行などでは、確かに便利だよね。
さいごに
赤ちゃんとの外出で悩ましいミルクのこと。
今回は、外出先でミルクを冷ます方法と便利な液体ミルクについて紹介しました。
どの方法にもメリットとデメリットがあるので、それぞれの家庭に合った方法を見つけてください。いったん方法が定まってしまえば、あとは慣れるだけ!
赤ちゃんとのお出かけは不安なことや手間なことも多いですが、せっかくなので、快適な方法や便利なものを取り入れつつ、楽しみましょう♪
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