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赤ちゃん訪問って何するの?乳児家庭全戸訪問事業の内容をレポート<体験談>

赤ちゃん足イメージ 子ども

赤ちゃんが産まれたら、新生児訪問こんにちは赤ちゃん訪問(乳児家庭全戸訪問事業)と呼ばれる、市町村の保健師さんや助産師さんなどによる家庭訪問があります。

新生児訪問は、母子保健法に基づく事業で、生後28日以内の赤ちゃんがいる家庭が対象です。訪問指導が必要と判断された家庭訪問指導を希望する家庭に対して、自治体が訪問を行います。

一方、こんにちは赤ちゃん訪問(乳児家庭全戸訪問事業)」は、児童福祉法に基づく事業で、生後4カ月までの赤ちゃんがいる家庭が対象です。こちらは、「全戸訪問事業」という名称の通り、新生児訪問とは異なり、自治体が対象の赤ちゃんがいる全ての家庭を訪問します。

全ての家庭が対象なので、我が家も1カ月半ごろに「こんにちは赤ちゃん訪問」として市の保健師さんの訪問を受けました

私は出産するまでこの制度のことを知らなかったんですが、家庭訪問があると知ったときは、正直、

Kaoru
え!?この睡眠不足続きの中で知らない人を家に招き入れなきゃいけないの!?めんどくさいだけだから、むしろ負担でしかないんだけど。
と思ったんですよね。
ですが、実際に訪問を受けて、久々に初対面の人とまとまった時間話をするのは疲れたし、少し緊張もしましたが、ためになる情報もたくさんいただくことができて助かりましたし、娘の成長を確認できて良い機会になりました。
自治体によって内容などに違いがあるとは思いますが、実際に赤ちゃん訪問を受けた体験談を紹介します。私のように億劫に思っている方や不安に感じている方は、ぜひ参考にしてください^^
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赤ちゃん訪問の目的

厚生労働省によれば、こんにちは赤ちゃん訪問(乳児家庭全戸訪問事業)の目的は、

生後4か月までの乳児のいるすべての家庭を訪問し、様々な不安や悩みを聞き、子育て支援に関する情報提供等を行うとともに、親子の心身の状況や養育環境等の把握や助言を行い、支援が必要な家庭に対しては適切なサービス提供につなげる。

厚生労働省 乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)の概要

ことです。

簡単に言うと、家庭訪問を通して、不安や悩みを聞いたり、情報の提供やアドバイスを行うことで、赤ちゃんの健全な生育環境づくりのサポートをする事業ということですね。

日程調整

市の人が来る、となると

Kaoru
もしや抜き打ち検査のように突然来て、子育てのチェックをされるのでは!?
と心配だった私。
さすがにそんなことはありませんでした。
児童福祉法では、こんにちは赤ちゃん訪問の対象は生後4か月までの乳児のいる家庭となっていますが、うちの市では生後2カ月前後で訪問を行っているようです。
生後1カ月を過ぎた頃、市の保健師さんから電話がありました。母子手帳をもらうときに電話番号を記載したので、それをもとに電話がかかってくるようです。
その電話で希望の日時を聞かれ、さらに当日の朝にも改めて訪問時間の確認の電話がありました。

赤ちゃん訪問の内容

厚生労働省によれば、「訪問スタッフには、愛育班員、母子保健推進員、児童委員、子育て経験者等を幅広く登用する」とのことですが、私が住んでいる市では、保健師さんが訪問を行っています。

希望した日時に、保健師さんが家に来てくれました。

内容は主に、悩み相談、情報提供赤ちゃんの成長の確認で、所要時間は1時間くらいでした。

悩み相談

保健師さんが来られたときには、娘は寝ていたので、まずはダイニングテーブルに座って、お話から。

育児や家事に関する悩みはないか、うまくいっていないことはないかなど、聞かれました。

私の場合は正直、特に悩みも困っていることもないので、特に相談したいことはなく。

聞かれるままに、授乳や排便の状況、夫との家事・育児の分担などをお話ししたくらいです。

Kaoru
保健師さんが話しやすい人で、雑談も含めて、和気あいあいとした感じだったよ。悩みがある人は、こんな雰囲気でアドバイスをもらえたりしたら助かるだろうな。

育児に関する情報提供

悩み相談(というか、私の場合はアイスブレイクのようなもの)が終わったら、資料を渡され、子育てに関わる情報について説明を受けました。
内容は主に
✔ 予防接種について
✔ 救急医療の連絡先
✔ 乳幼児突然死症候群や股関節脱臼について
✔ 児童館の案内
✔ 地域の子育てサークルの案内
✔ 市の子育てサポート事業やその他のサービスについて
まずは、生後2カ月から始まる予防接種のこと。
実は予防接種については身近で接種後に問題が起こったことがあったので、接種を迷っている旨を伝えました。そうすると、予防接種は任意なので、受けるにしても受けないにしても納得できるよう、小児科で説明を聞くことを勧められました。市内の小児科の一覧をもらって、親身に話を聞いてくれそうな先生がいる病院を教えてもらいました
こういう情報は、ネットだけでは分からないので助かりますね。
それから、もう1つ良かったのは、救急医療が必要な際の連絡先などを知ることができたこと。
市内や隣接する市の総合病院に加え、電話相談が受けられる電話番号、市が設置している休日対応の診療所など、知らなかった情報を教えてもらうことができました。
子育て中に一番心配なのは、やはり病気やケガ。
休日や夜間に何かあったら総合病院の救急にかかるか救急車を呼ぶしかないのかと思っていましたが、その他にも選択肢があることを知って安心しました。
児童館や子育てサークル、子育てサポート事業のことも、初耳のことばかり。
今住んでいるところは地元ではないし、今までこういったものには当然ながら縁がなかったので、こんなに色々あるのかと感心。毎年、ハロウィーンには近所で何か子どもたちのイベントらしきものをやっているのは知っていたんですが、それも子育てサークルだったとは。資料をたくさんもらって、違う世界への扉が開いた感じです。

赤ちゃんの成長の確認

説明を聞いているうちに、タイミングよく娘が起きてくれたので、説明後は娘のチェックに。
まずは、体重測定から。
保健師さんが赤ちゃん用の大きなはかりのような体重計を持ってきてくれていたので、それを使って。
前回測ったのは1カ月健診のときでしたが、それからちゃんと体重が増えていました。成長曲線ど真ん中!
体重を測ったら、ベビーベッドに寝かせて、胸囲と頭囲も測定。
それから、耳の聞こえ、追視、首のすわりのチェック
耳の聞こえは、保健師さんが持ってきてくれていたガラガラを使ったり、耳元で手をパンと叩いたりして確認。首のすわりは、赤ちゃんを仰向けに寝かせた状態から、両手を持って引き上げて。
生後1カ月半なので、まだ首はすわっていませんが、どれも月齢相当で順調なようです。

教えてもらった体操

赤ちゃんの状態を確認した後、体操を2つ教えてもらいました。
1つは、向き癖による体のゆがみを治す体操
赤ちゃんを真っ直ぐ仰向けに寝かせ、お母さんの膝で赤ちゃんの頭を挟んで固定します。オムツを替えるときのように、赤ちゃんの足の裏を合わせて持ち、少し持ち上げて、ゆらゆら左右にゆすります。
看護師アイコン
向き癖があると、体がゆがんじゃうからね。良い姿勢に育つように、時々やってあげてね。
もう1つは、寝返りの体操
赤ちゃんの下側の手をバンザイさせた状態で(うつ伏せになったときに手が挟み込まれないように)、お尻を押して寝返りさせます。
看護師アイコン
ひじの支えがしっかりできるようになるよ。寝返りができるようになると、遊びに対する意欲が向上するよ。
娘の機嫌がいいときに、自分でもどちらの体操も試してみましたが、娘は特に不機嫌になったり泣いたりするわけでもなく、キョトンとしていました。スキンシップにもなるので、これから時々やってみるつもり。

まとめ

赤ちゃん訪問は、娘が生後約1カ月半のときに市の保健師さんが自宅に来てくれました。
1時間ほどかけて、子育てに関するさまざまな情報を教えてもらい、娘の体重やその他の成長を確認してもらいました。
子育てに関する情報提供では、救急医療のことや子育てサークルのことなど、気になっていた情報や実際に役立ちそうな情報などを知ることができてよかったです。
娘の成長に関しては、順調な成長が確認できて一安心。
私の場合は悩みらしい悩みはなく、不満を聞いてもらったり相談をしたりということはありませんでしたが、久しぶりに夫以外の大人と会話をするのもリフレッシュになりました。
赤ちゃん訪問、こんな余裕がないときに家に人が来るなんて!と、かなり億劫だったんですよね~。
実際に終わってみたら、確かに緊張もしたし疲れたけど、ありがたい面も多かったです。

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